本日、米シカゴ・オプション取引所がビットコイン先物取引を開始
12月8日に200万円台を突破したビットコイン/日本円は12月9日には13%の下落となり、12月10日には一時145万円の安値をつけた。ビットコイン/米ドルも同様で、8日には過去最高値となる18,353ドルを記録したものの、その数時間後に価格は2,000ドル以上の急落となり、現時点(8時ごろ)で15,011.80ドル前後、1,799,900円で取引されている。
ビットコイン価格は12月1日の約113万円から12月8日までのわずか一週間余りで約77%もの上昇を見せた。これは、アメリカの大手取引所でビットコイン先物が上場することによる機関投資家の参入が期待されたものだったといえる。
日本時間12月11日午前8時より、米シカゴ・オプション取引所(CBOE)がビットコイン先物取引をスタートさせる。続けて18日にはシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)もビットコイン先物を上場する予定だ。ナスダックも来年前半期にはビットコイン先物を取り扱つと公表している。
この先物上場が市場をどう動意づけるかが注目される。ただし、世界各国でビットコイン現物を扱う仮想通貨取引所の規制や監視体制などがまちまちで足並みが揃っていないことなどから、市場操作やシステム面のセキュリティなどのリスクについて不安視する声もでている。一方で、米国で著名なIT企業家として知られる米ウィンクルボス家のキャメロン・ウィンクルボス氏は、ビットコイン価格がこれから10-20倍も伸び、数百兆円規模の時価総額をもつと予測していることも伝わっており、期待感が高まる可能性もあろう。
※ビットコイン/日本円はフィスコ仮想通貨取引所、ビットコイン/米ドルはCoin Market
Cap参照。なお、ビットコイン価格については値動きの関係上、ニュース作成時から大きく変動している場合がございます。あらかじめご了承ください。
《WA》