アメックス子会社、ブロックチェーンによる決済システムの特許申請
クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)の旅行部門の子会社、アメリカン・エクスプレス・トラベル・リレイテッド・サービシーズ・カンパニーがブロックチェーン技術を使った個人間(P2P)決済システムの特許を申請していることが明らかになった。
15日に米特許商標庁(USPTO)が公表した特許申請書によると、同社のシステムでは、決済のリクエストがブロックチェーン上のシステムに送られ、システム上で承認が行われ、自動で取引が執行されるという。第三者の銀行機関を介さずに、ブロックチェーン上で直接的に決済を遂行することで、取引スピードを高速化できる。
特許申請書の中で同社は、「P2P決済に基づく決済ネットワークは、伝統的なカード決済ネットワークの機能を促進し、追加的なサービスや機能を実現するだろう」と伝えている。
親会社のアメックスは、昨年11月より米リップル社との提携によってブロックチェーンを使った国際送金の決済システムを導入した。セキュリティーレベルを維持しながら、決済の速度とコストの低減を実現した。ブロックチェーン技術の活用に積極的な姿勢を見せている。
《MT》