中国、ブロックチェーン技術の標準化を重点テーマに
中国がブロックチェーン技術の標準化を重点テーマとして推進する方針であることが明らかになった。中国工業情報化省の情報・ソフトウェアサービス部門が23日に発表した文書によると、2018年の重点テーマ7つのうち、4つをブロックチェーン技術に関する標準化の推進が占める。また、ブロックチェーン技術の標準化に取り組む専門組織の設立を推進していくことも伝えられた。
中国では国策として、ブロックチェーン技術の開発を推進しており、金融業界だけでなく、幅広い業界への応用が検討されている。中国工業情報化省の情報・ソフトウェアサービス部門は22日にセミナーを開催し、産業部門の主要な組織や企業とブロックチェーンの活用と課題について議論を行ったことを明らかにした。
英フィナンシャル・タイムズ紙は25日、中国が2017年にブロックチェーン技術に関して世界で最も多くの特許を申請したことを報じている。中国による世界知的所有権機関(WIPO)へのブロックチェーン技術関連の特許申請数は225件と前年の59件から大幅に増加し、全体の半数以上を占めたという。
《MT》