ゴールドマンサックス、仮想通貨のデリバティブ取引を検討
米国の大手投資銀行ゴールドマンサックスは、仮想通貨のデリバティブ(金融派生商品)取引を検討していることが6月20日付のブルームバーグによるインタビューの中で明らかになった。
最高執行責任者(COO)であるデビット・ソロモン氏は、ビットコインの先物取引サービスの取り扱い開始に向けて準備を進めているが、慎重に行うつもりであると述べている。既に広く取り扱われているビットコイン先物などの仮想通貨のデリバティブ商品を取引する顧客に対して手助けを行っており、顧客の声を聞くなどの準備を進めているようだ。なお、今回の決断は顧客からの要望であるとみられている。
今年5月、同社が仮想通貨のトレーディング・デスクを設置する予定であることが米紙ニューヨーク・タイムズによる報道によりわかった。6月19日には、同社の最高経営責任者(CEO)であるロイド・ブランクフェイン氏が、ニューヨークで行われたイベントで仮想通貨に対して慎重な姿勢を見せたものの、同社の参入について否定はしなかった。
《HH》