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【ビットプレスまとめ】8月1日ビットコイン分岐危機に向けた各取引所対応について

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ビットプレスまとめ

2017年8月1日、午前9時過ぎ(日本時間)にビットコイン・プロトコルの分岐が発生する可能性が高いと予想されることを受け、日本仮想通貨事業者協会(JCBA)に加盟する仮想通貨交換業者13社は、顧客資産の保全を最優先事項として検討し、8月1日午前0時よりビットコイン・プロトコルの分岐による問題が収束するまで、各取引所において一時的にビットコインの受け入れ及び引出受付を停止することを決定。協会、各取引所のリリースにつきまして以下にてまとめます。
▼日本仮想通貨事業者協会(JCBA):8月1日に予期されるビットコイン分岐危機に向けた対応について
▼日本仮想通貨事業者協会(JCBA):リリース内容についてのご質問とご回答について【NEW!】

■ビットコインの受け入れ及び引出の受付停止に係るスケジュール

【受付停止】2017年8月1日 00:00 (日本時間) ※注1
【受付再開】未定 ※注2
注1:当該分岐が上記日時よりも早まる可能性が高まった場合には、状況に応じ、各会員の判断により受付停止日時を繰り上げる場合があります。
注2:2017年8月4日 16:00 (日本時間) までにビットコインの受け入れ及び引出の再開目処に関する更新を行う予定です。

【日本仮想通貨事業者協会(JCBA)加盟13社】
ビットバンク、ビットポイントジャパン、QUOINE、フィスコ仮想通貨取引所、コインチェック、BTCボックス、テックビューロ、GMO-Z.comコイン、CAMPFIRE、ビットトレード、バイクリメンツ、東京ビットコイン取引所、みんなのビットコイン

■各社対応・リリースまとめ

ここでは各社からのリリースなどをまとめます(確認出来次第順次追加)。

会社名詳細&リリース停止日時
コインチェックCoincheckサービスにおける一部機能の停止に関するお知らせ8/1 0:00
テックビューロビットコイン分岐リスクに向けた対応についてのお知らせ7/31 16:00
ビットバンクビットコイン分岐危機に向けたビットバンクの対応について8/1 0:00
BTCボックスビットコイン分岐危機に向けた対応について7/31 16:00
バイクリメンツビットコイン分岐危機に向けた対応について8/1 0:00
東京ビットコイン取引所ビットコイン分岐危機に向けた対応について8/1 0:00
フィスコ仮想通貨取引所ビットコイン分岐リスクに向けた対応についてのお知らせ7/31 16:00
ビットポイントジャパンビットコイン分岐に向けた対応について8/1 0:00
みんなのビットコインビットコイン分岐(フォーク)に向けた対応について7/31 0:00
GMO-Z.comコインビットコイン分岐リスク・BCCへの当社対応8/1 12:00

■ビットコイン・プロトコルの分岐(フォーク)に関する解説

日本仮想通貨事業者協会(JCBA)のリリースから引用いたします。

ビットコインとは、取引データをブロックに束ねて記録し、それを承認するブロックチェーン上に記録される仮想通貨です。それぞれのブロックに直前のブロックを参照するデータが含まれるので、ブロックの連鎖が作られます。当該ブロックチェーンにおいては、運営のルールの変更などにより、ブロックチェーンが二つに分裂してしまう「フォーク」という状態が発生する場合があります。このようなフォークが生じても、殆どの場合は1ブロックだけのフォークで済み、一つのブロックに収束しますが、フォークの原因であるルール変更について賛否が拮抗した場合、半永続的にフォークが続く可能性があります(賛否両論フォーク)。

今般、ビットコインのブロックに関する運営ルールの重大な変更が提案され、本年8月1日に、ビットコインが発明された以降、史上初と言っても過言ではない「賛否両論フォーク」を迎える可能性があります。その時、フォークにフォークを重ね、3つ以上の並行するブロックチェーンが存在する可能性もあります。

仮想通貨交換業としての第一優先項目が、顧客資産の保護です。今回のフォークを、仮想通貨交換業者における技術面での対応により対処する方法をいくつか検討いたしましたが、当該フォークによる混乱の程度の予想は困難であり、重大なセキュリティーリスクが発生する可能性は否めません。

このような状況を踏まえ、本協会に加盟する仮想通貨交換業者は、様々な検討の結果、顧客資産を可能な限り保護するためには、分岐が起きる前にビットコインの受け入れと払い出しを一時的に停止する措置を取るべきであるという結論に至りました。
なお、当該フォークによって複数のブロックチェーンが並存することとなった場合、ご利用者が当該フォーク前に本協会加盟の仮想通貨交換業者に預託していたビットコインが、分岐した各ブロックチェーンに継続して記録されているならば、上記の受付再開後、各代表的なブロックチェーンにおいて継続されたビットコイン(当該フォークによって一部名称が変更されることがあり得ます)の引出のご依頼に可能な限り応じる予定です。ただし、当該フォーク後、一部のブロックチェーンに係るコインの売買を継続しない可能性があることにご留意ください。

▼日本仮想通貨事業者協会(JCBA)公式WEBサイト