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ビットコイン価格、90万円超えで過去最高値更新

 ビットコイン価格は週末にかけて過去最高値を更新し、ビットコイン(BTC)/日本円(JPY)は一時90万円を突破した(フィスコ仮想通貨取引所より)。また、各国の仮想通貨取引所でも1ビットコイン=8,000米ドルの大台を突破するところが相次いだ。



価格上昇の背景には、技術的なリスクの低下と新たなビットコイン関連の金融商品サービス開始への期待感などがあるとみられる。リスクと見られていたのは、Segwit 2xという新たな仮想通貨のビットコインからの分裂だ。この分裂が実行された場合ビットコイン本体のネットワークへネガティブな影響が起こることが懸念されていたが、計画が中止されたことが11月9日未明に判明した。

ビットコイン関連の新たなサービスも増加している。アメリカの仮想通貨オプション取引所LedgerXは、19日に1万ドルを権利行使価格とするオプション、Long-Term Equity Anticipation Security (LEAPS) の取り扱いを開始した。ほかにも、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)グループが12月よりビットコイン先物サービスを提供することが明らかとなっている。CMEの他にはシカゴ・オプション取引所(CBOE)も年内のビットコイン先物上場へ向けて準備を進めているようだ。モバイル決済サービスSquareでは、アプリ上でビットコインが購入できるサービスをスタートさせた。

今後は、ビットコインから新たな仮想通貨が再度分裂した場合、価格にどう影響するかが注目される。具体性や実行の現実性にはまだ不明点が多いものの、現状、ビットコインキャッシュプラス、ビットコインシルバー、スーパービットコインなど複数の仮想通貨がビットコインから分裂する計画が出ているようだ。

もうひとつは、ビットコインとマイナー(採掘者、ビットコインのマイニング[新規発行作業]を担うプレイヤー)のシェアにおいて競合関係にあるともいえるビットコインキャッシュの動向が注目される。11月12日、ビットコインとビットコインキャッシュのハッシュパワー(マイニングの計算力)が一時逆転するという事態によって、ビットコイン価格の一時暴落とビットコインキャッシュ価格の高騰が起こった。現在ではビットコイン優勢の状態に戻っているが、引き続き注視する必要がありそうだ。

《SI》


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