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今週高騰を見せたリップル、10月のイベントを発表 [アルトコイン評価ニュース]

今週、リップル(XRP)価格が高騰した。8月21日には0.158米ドルだったリップル/米ドル相場は23日に一時0.297米ドルの高値をつけて最大約188%の上昇を見せた。対韓国ウォンや人民元、ユーロなどの取引が増加したことが引き金となった。現在では価格は落ち着きを見せており0.217米ドル前後で取引されているがリップル/韓国ウォンの取引量は依然として多く、リップルの取引全体の約75%を占めている(コインマーケットキャップより)。



この背景には、8月22日から25日にかけてリップル社が公式ツイッター上で詳細を明らかにしない状態でカウントダウンのプロモーションを行ったことがある。22日には「3」の表示からスタートしたカウントダウンは、23日に「2」、24日に「1」と減っていき、25日に大きな発表があることを期待させた。これと前後して、この発表内容がリップルと決済企業大手のいずれかとの業務提携を発表するものではないかという憶測が飛び交い、買いを後押しした。推測にはアリババやSWIFT、または韓国や日本の決済企業などの名前や、その近辺で開催されるFRB(連邦準備制度理事会)シンポジウムでの何らかの発表などが挙がっていた。アリババについてはリップル社側が否定したが、アリババのCEOがモバイル決済サービス「アリペイ」の基盤にブロックチェーン技術を用いることを検討していることが確認されるというニュースも飛び出した。

25日に判明したリップル社の発表は、10月16日から3日間トロントにて開催されるカンファレンス「Swell」の概要である。Swellは金融業界とブロックチェーン業界のプレイヤーが集結してペイメントの未来を議論するための招待者限定イベントで、現時点で米国連邦準備制度理事会の前議長(2006年~2014年)のベン・バーナンキ氏と、ワールド・ワイド・ウェブの考案者ティム・バーナーズ・リー氏が登壇することが決定している。

一時価格が落ち着いたリップルだが、このカンファレンスの場で新しい業務提携やサービス改善などなんらかのアナウンスが行われることになるのかが注目される。

ちなみに、流動性と時価総額の割合からリップルのフェアバリューを試算してみると0.14米ドルとなり、現在の価格は割高との見方もある。


《DM》


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