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価格高騰中のモネロ、新サービスでさらなる普及なるか [アルトコイン評価ニュース]

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モネロ
アルトコイン

足元モネロ(XMR)の価格が高騰している。8月20日まで53米ドル前後で取引されていたモネロ(XMR)/米ドル(USD)相場は8月21日から上昇し始め、一時約2.8倍となる147.97米ドルの高値をつけた(コインマーケットキャップより)。


モネロ(XMR)/米ドル(USD)


この背景として、現在ビットコインやライトコイン、リップルなどの仮想通貨の取引量が世界最大規模となっている取引所のひとつである韓国のbitHumbが8月21日にモネロの取り扱いを開始することを公表したことが挙げられる。8月27日にbitHumbで正式にモネロの取引サービス提供が開始されて以降、bitHumb上の韓国ウォン建てのモネロ取引量は急増しており、9月4日時点ではモネロの総取引量の約37%を占めている。

韓国ウォン建てによる仮想通貨取引量の急増は、8月にビットコインやリップル、ライトコインなどの価格高騰の原因の一因となったのではないかと見られている。韓国では今後数ヶ月以内にサイバー攻撃やハッキングなどから消費者を保護するため電子取引法を改正する見通しであり、この改正によって仮想通貨にも一定の法的立ち位置が生じる予定である。こうした要素がポジティブに作用し、今後さらに取引が拡大することが予想される。

また30日には、モネロを個人間で売買するためのマッチング・プラットフォームであるLocal Monero.coというサイトが立ち上がった。これにより、取引所を介することなく個人対個人が直接モネロを交換することが容易になる。ビットコインには以前からLocal Bitcoins.comという全く同じコンセプトのサイトがあり利用者も多いが、こうした新サービスが今後のモネロ普及にどのように影響するかが注目される。

現在ビットコインは時価総額ベースで仮想通貨市場全体の約46%のシェアを占める圧倒的な存在であり、流動性と時価総額の観点からビットコインをベースに各仮想通貨のフェアバリューを算出した場合すべての仮想通貨が割高となる。そこで、時価総額2位のイーサリアムをベースとしてモネロのフェアバリューを算出してみたところ約163米ドルとなり、モネロの現在価格は割安との見方もある。

《SI》


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