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11月にビットコインから分裂予定の新たなコイン、先物上場へ

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香港を拠点とする仮想通貨取引所Bitfinexが、11月にビットコインから分岐する予定とされている新たなコインを先物として上場した。この新たなコインはBitcoin Segwit2x(BT2)の名前ですでに取引されており、BT2/USDで5,000~10,000ドルの間で推移している。

Segwit 2xとは、11月中旬頃にビットコインから新たに分岐して新しいコインを作成することを今夏よりアナウンスしている一派である。現段階ではこのSegwit 2xが本当にビットコインから分岐するのかも含めて不透明な部分が多いが、もし実際に分岐する場合には、ビットコイン保有者は分岐が実行される前に保有していたビットコインと同数のSegwit 2xのコインを保有する権利を持つこととなる。今年8月に、ビットコインからビットコイン・キャッシュという新たなコインが分岐した際にも同様の事象が発生しており、例えばこの分岐前に1ビットコインを所有していた者は、分岐後には1ビットコインと1ビットコイン・キャッシュを所有することとなった。

ビットコインから分岐するとアナウンスしているのは、このSegwit 2xだけではない。11月1日には、ビットコイン・ゴールドという香港のマイニング企業主体のコインもビットコインから分裂すると今週発表している。分裂の予定日までの日数が少ないことや、開発状況が不透明であることなどからこちらも本当に実行するのか疑問視される部分があるものの、もしも両者ともにビットコインから分岐した場合、11月にビットコインは全部で4種類となることになる

8月のビットコインとビットコイン・キャッシュの分裂では、本体のビットコイン価格は分裂前にやや下落があったものの、分裂後には値上がりした。また、ビットコイン・キャッシュは分裂後もビットコインの約10分の1程度の価格を維持している状態だ。ただし、今回のSegwit 2xとビットコイン・ゴールドについては、分岐後にも一定の取引が見込めるのか、ネットワークを維持できるのかなどは不透明である。また、ここまで複数に分岐することによる市場の混乱は、少なくとも一時的に大元のビットコイン価格に影響することが予想される。


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