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ビットコイン、2018年にさらに分裂か

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 ビットコインから2018年1月にまた新たな仮想通貨「ビットコインキャッシュプラス」が分岐するというニュースの後、利権買いとみられるビットコイン価格の上昇が起こっている。

ビットコインキャッシュプラスの分裂(ハードフォーク)は、分裂の前にビットコインを所有していた者は同数のコインを持つ権利があるという点で、8月のビットコインキャッシュや10月のビットコインゴールドと同じような性質のものとなる。

ビットコインにはスケーラビリティ(取引処理能力)をいかに高めるかという課題があり、大元のビットコインはセグウィットという技術導入で改善しようと取り組むのに対して、ビットコインキャッシュは約10分のデータ取引容量(ブロックサイズ)を引き上げることで改善しようとしている。今回のビットコインキャッシュプラスは、ブロックサイズ上限を8MBにするとしている。さらには専門的な機器を用いた人しかマイニング(ビットコイン新規発行作業)に参加できないという現状を変えて、より多くの人が一般的なCPUなどからマイニングに参加できるように設計するとしており、この点ではビットコインゴールドに似ている。

ただし、これまでにビットコインキャッシュなど本体から分裂した仮想通貨の価格が上昇していることに着眼して、あくまで分裂によって利益を得ることが目的ではないかと見る声や、今後も仮想通貨の分岐が頻発することでこれまで信頼性を築いてきた本体の仮想通貨にもネガティブな影響がでるのではないかという懸念もある。

こうした技術面に関する話題は今後も注意が必要である一方、アメリカでは年内にもCMEやCBOEでビットコイン先物が上場される予定で、こうした新たなサービスによって参加者が増加することが予想され、市場がどのように動意づくかが注目される。

《SI》


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