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テレグラムのICO計画が大規模なものになる可能性

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 世界で2億人以上が使用するチャットアプリのテレグラムがICO(Initial Coin Offering、トークンを利用した資金調達の一種)を計画している。

テレグラムのICOによる資金調達の目標設定額は12億ドル前後であり、すでに一部ではこのプロジェクトはかなり大規模なものとなるのではとみられている。

テレグラムの計画によると、テレグラム・オープンネットワーク(TON)は、グラム(GRAM)と呼ばれる新しいトークンで購入可能な一連のサービスで、ファイル共有から匿名ブラウジングまでほぼ完ぺきな分散型のオンライン・コミュニケーションのサービスを提供する予定だという。

一部メディアの報道によれば、テレグラムはまず5億~6億ドル相当のGRAMでプレセールを行い、残りの6億~7億ドルで一般に提供するという。

こうしたテレグラムのICOには新たな仮想通貨経済圏を作り出す狙いがあるようだ。アプリ内での送金や少額決済だけでなく、分散型アプリや匿名ブラウザなども実装していくという。一部メディアが入手したロードマップによると、2018年第1四半期にはセキュアIDの発行を開始し、2019年には様々なサービス展開をしていくとされている。

また、このICO計画はテレグラムの共同設立者のパベル・ドゥーロフ氏が大晦日に彼のチャンネルで語った「3つの大きな発表」の一部に過ぎないとの見方もある。

ICOによる調達金額の設定である12億ドルは、2017年最大のICOであるファイルコインの2.57億ドルの5倍近くの規模となる。さらに、プロジェクトの目標が多岐に渡っており、かつ既存のテレグラムの利用者からの注目度も高いと見られている。今後の動向が注目される。

《DM》


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