米ダウ・ジョーンズ、ICO実施企業と提携しブロックチェーンの活用実験へ
ウェブブラウザを手掛ける米ブレイブ(Brave)は18日、ツイッター上で米メディア大手ダウ・ジョーンズのメディア部門、ダウ・ジョーンズ・メディア・グループとの提携を発表した。提携によりダウ・ジョーンズが提供するバロンズおよびマーケット・ウォッチをブレイブが開発したプラットフォームで配信を行うとしている。加えて、メディア・広告業界におけるブロックチェーンの有効活用に向け、実験を重ねるようだ。
ブレイブは、ウェブブラウザ「ファイヤーフォックス」を手掛ける米モジラの元最高経営責任者(CEO)ブレンダン・アイヒ氏が創設者で、広告をブロックするブラウザ「ブレイブ(Brave)」を開発している。また、同社は2017年6月に独自トークン「ベーシック・アテンション・トークン(BAT)」のICO(仮想通貨による資金調達の一種)を実施し、15万3250イーサリアムを獲得した企業でもある。
同社トークンBATの価格は、提携発表前の1BAT=約0.27ドル(17日終値)から約0.36ドル(19日15時時点)と急上昇している。今後も大手企業によるブロックチェーンの利活用の動きは続くことが予想される。BATのような独自トークンを発行している企業には注目しておきたいところだ。
《DM》