第10回「2018年3月15日が所得税の確定申告期限」
JPYマイニングしてますか?
「JPYマイニング」が、私のクリプト流行語大賞2017です。
労働をしてJPYを得る(給料や報酬)という理解で使ってますが、詳しくは、Cozy東氏がCryptopediaで説明してくれると思います。
暗号通貨民は、JPYマイニングをして、そのほとんどを暗号通貨と交換するという事をし、JPY不足に陥るということがあります。
私も最近、「税理士」という肩書があるにも関わらず、まさかのJPY残高不足により、支払が出来ないというビットコイナーあるある?をやってしまうとは思いもしませんでした。
普段から資金繰りはもっとも注意すべきことだと偉そうなことを言っている張本人が何をしているのやら・・・、資金繰りがショートするとか商売やってたら(やってなくても)、やらかしちゃダメですよ。ホント。
色々ありすぎる1年でしたが、今年もあとわずか、いよいよ確定申告の時期が近付いてきました。
確定申告期間は、2018年2月16日~3月15日です。
前回の確定申告期は、仮想通貨の税金の計算など数えるほどしかなく、報酬をはじめてBTCでもらって喜んでいましたが、今回はどうなることやら…。
BTCの価格は、
2015年12月31日が約5万円
2016年12月31日が約12万円
そして、2017年、
一時、120万円越え、10倍ですか…
そりゃ確定申告も増えるよね…。
しかし、日本の会社員の多くは、確定申告をしたことがありません。漠然とした不安に包まれている人も見受けられます。
まぁ、でも、確定申告に記載することなんて大したことないっすよ。
雑所得で記載するのは、これだけ・・・。
会社になるべくばれたくない人は、雑所得の住民税は、自分で納付に○を付けます。
給与から差引きに○したら、JPYマイニング(給料)がほとんどなくなる人とかもいるよね(笑)
これだけなのですが、収入金額と必要経費等を円で記載するのが大変なのです。
ここを埋めるために必死に計算をすることになります。
そんななか、税務問題に取り組むサービスが動き出しています。
株式会社Aerial Partners:Guardian
信頼できる全国の仮想通貨税務に精通した税理士を紹介(ちなみに私は、紹介されないw
税務申告者の「困った」をサポートします。
https://www.aerial-p.com/guardian/
株式会社グランドリーム:Keiry
仮想通貨のかんたん会計、取引所・ウォレットの履歴から損益を一発計算!
https://www.keiry.jp/
こちらは、まだβ版ということなので、今後に期待です。
私にも税務相談や仮想通貨の損益計算の依頼がちょこちょこきています。
実際に仮想通貨の損益計算をしていて感じるのは、集計作業に時間がかかる。
取引量少ないって言うし、簡単じゃん?って思いながら軽い気持ちで引き受けたら、想像以上に時間がかかり、試行錯誤しながらやるっていうね・・・。
他の事業でどれだけ稼いでいようが気にならないのですが、仮想通貨のトレードに関しては、私もやっているので、計算をするたびに自分のトレード力のなさを実感しダメージを受ける(笑)
なんで、自分、あまり儲かってないんだ?。マイナスの人は依頼してこないからね、みんなプラスの人達だからね。泣くよw
そんなことは、さておき、仮想通貨の計算システムが出来たことで効率良く計算できるようになると考えられますが、そうは言っても、やはり時間がかかるものです。そして、来年の3月15日までと期限があります。
まだまだ先の事と思っているかも知れませんが、計算してくれる人のキャパも限られますので、早めに動いた方が賢明です。
わからないから申告しない、は、絶対やってはいけません。そんなことをするくらいなら間違っても良いので、申告をすることが大事です。ペナルティが全然違います。
参考:http://mr-zeirishi.com/2017/10/26/cctaxans5/
あとは、税金を支払うJPYを確保してますか?納税も来年の3月15日までです。
今年からクレジットカードでの納付に対応したくらいですから、仮想通貨での支払は出来ません。
仮想通貨に換えて、JPY残高不足で税金払えないなんてことがないようにしましょう(笑)
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